介護系の人気資格「介護職員初任者研修」ってどんな資格?

弊社の運営する「ケア資格ナビ」は、介護・福祉系資格の情報を豊富に掲載し、気になる資格講座の資料を請求できるメディアサイトです。

今回はそのなかでも資料請求数のトップを争う人気資格、「介護職員初任者研修」についてこちらの記事でご紹介したいと思います。

介護職員初任者研修は介護のスタート資格

初任者研修は、「介護の仕事をはじめたい」と思ったなら、まず最初に取得したい介護職のスタート資格です。
介護業界をまったく知らない方でも理解できるように構成された研修で、講義をしっかり聞いていればどなたでも取得可能な資格です。

資格取得の学習をすることで介護の基礎的な知識を得られ、高齢者や障がい者の介護をする場面で困らないスキルを身に付けることができます。

「介護職は人手不足と聞くから、資格がなくても働けるのでは?」とお思いになる方もいるかもしれません。
たしかに資格がなくても介護の職場に就職することは可能でしょう。

ですが、初任者研修はどなたでも無理なく取得できる資格の中では、一番と言ってもいいほど役に立つ、メリットの多い資格でもあるのです。

介護職員初任者研修の取得はメリットがいっぱい

就職・転職に役立ちます

介護業界は人材が不足している職場が多く、研修に時間を割くことが大変なこともあります。そのため資格保有者や経験者はたいへん歓迎され、資格を持っていないよりも採用に有利に働くでしょう。

また、比較的待遇の良いことで人気の有料老人ホームなどでは、介護職員の質を求めるところも多く、応募条件を「初任者研修以上」にしている施設がほとんどです。

初任者研修を取得すれば、より良い職場に転職・就職が可能になります。

給料ベースが上がります

初任者研修の資格を取得していると、スタートの給料ベースが良くなり、正職員で無資格者よりも月給が1万円以上変わる職場が多くあります。パートは時給が50円以上高く設定されているところが多いようです。

正職員として働く場合、初任者研修の取得費用はすぐにペイできるほど給料が変わりますので、資格の取得は大きなメリットと言えるでしょう。

介護のキャリアがスタートします

介護系の資格は初任者研修のほかに実務者研修、介護福祉士、ケアマネージャーなどがあります。スタート資格として初任者研修を取得すると、次は実務者研修、その次は介護福祉士……というように、順番に無理なくキャリアアップをすることができます。

初任者研修を取得すると実務者研修を受講するときに免除される科目があり、実務者研修の取得は介護福祉士の受験要件になっています。

このような仕組みから、モチベーションを高めながら働くことができ、資格取得とともに給料もアップします。

家族の介護にいかせます

人は誰でも歳をとりますので、祖父母や親などの家族がいつ介護の必要な状態になってもおかしくありません。もちろん自分も歳をとっていきます。

初任者研修では介護の理念だけでなく、実際に介護をする際の安全で正しい方法を学ぶことができます。家族が要介護状態になったときに、その知識とスキルを役立てることができます。実際、家族の介護のために受講する方も近年増加中です。

初任者研修では、できるだけ介護状態にならないように、また要介護度が重くならないようする「介護予防」の知識も学べ、自らその知識を意識しながら生活することもできます。

全国どこでも自信を持って働けます

初任者研修を取得すると介護の知識とスキルがあると証明され、その証明は全国どこの介護事業所でも通用するものです。ですので、引っ越しをしてもどこへ行っても就職に困ることはないでしょう。

新しい職場でも、資格があれば自信を持って仕事をスタートすることができ、職場で重宝されることになるでしょう。

介護職員初任者研修の資格の取得方法

初任者研修の資格は、資格スクールなどで講座を受講し、最後に行われる修了評価試験に合格すると取得できます。

スクールの講座は、家で学習する通信講座とスクールに通学する通学講座の併用型が一般的です。

初任者研修のカリキュラムはスクールに通って学ぶ必要のある内容がありますので、原則として通信のみで取得することはできません。

介護職員初任者研修で学ぶ内容

初任者研修は、介護の基礎的な知識や技術を全130時間程度で学びます。130時間のうち、最大で40.5時間は通信で学ぶことが可能です。演習では実際に身体を動かしながら、移動や着替えなどさまざまなシチュエーションにおける介護の方法を学びます。

初任者研修は講座の最後に修了試験が行われますが、講座をすべてしっかり受けていれば合格できるレベルのもので、必要以上に心配することはありません。

講義で学ぶ内容

  • 介護業務に必要な基礎知識
  • 介護職の職業倫理
  • 高齢者や障がい者の理解
  • 社会福祉制度 など

演習で学ぶ内容

  • 高齢者の移動・食事・入浴などの際の基礎知識と介護方法
  • 基本的な介護全般の技術 など

介護職員初任者研修の講座の特徴

初任者研修の講座は基本的にどなたでも受講することができます。開催時期も豊富にありますので、思い立ったらすぐに申込、受講をすることが可能です。

通信・通学講座の場合で1~4カ月程度で修了することができます。通信・通学講座の通学日数は15日程度になります。

介護職員初任者研修修了後の就職事情

介護業界は社会の高齢化にともない、人材不足が深刻化しています。ですので、初任者研修を修了すれば、どのような種類の介護事業所でも歓迎されるでしょう。

具体的には以下のような就職先があります。

初任者研修修了者の就職先

  • 特別養護老人ホーム
  • 有料老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 訪問介護事業所
  • デイサービス
  • グループホーム など

介護業界で働く方の年齢は、施設で30~40代、訪問介護事業所で50~60代が中心です。40代で異業種から転職して介護の職場で正社員として活躍している方も多くいます。

一般的に年齢が上がってくると、資格を取得しても異業種への転職は難しくなってくる傾向があります。しかし介護業界では40代以上の方が初任者研修などの資格を取得し、異業種からの転職を成功させています

「ケア資格ナビ」から介護職員初任者研修の資料を請求できます

初任者研修がどのような資格かおわかりいただけたでしょうか?

介護のスタート資格である初任者研修は、介護の仕事に就きたい方はもちろん、家族のためにも役に立つ資格で、多くの方に選ばれる資格です。

初任者研修に興味を持った方は、ぜひ弊社の運営する「ケア資格ナビ」を訪れてみてください。ケア資格ナビでは複数のスクールを比較しながら講座の資料を好きなだけ請求することができ、料金がかかることもありません。

介護の資格についてのくわしい情報から資格取得者の給料事情、仕事内容など多くの記事も掲載していますので、ぜひ一度訪問してみてくださいね。